武蔵野東学園は、2004年度から文部科学省の委託事業に協力しています。
また、1987年にはアメリカのマサチューセッツ州に姉妹校となるボストン東スクールを開校するなど、国内外で注目度の高い学校法人です。

ここでは、武蔵野東学園が取り組んできた文部科学省委託事業と、ボストン東スクール開校のいきさつを紹介します。

文部科学省委託事業に協力

武蔵野東学園の文部科学省委託事業への協力活動は、2004年度から毎年行われています。
そのスタートとなった2004年度には、学園の実践事例と成果を紹介し、他校への還元を目的とした教材開発やカリキュラム編成に取り組みました。

また、2006〜2009年度には、当時社会問題化していたニートの自立支援事業としてNPO団体やハローワークと連携した活動を行っています。

2020〜2023年度になると、同じような志を持つほかの専修学校と連携し、障害児の社会自立のための進路指導と卒業後の定着支援モデル事業として、教職員への研修会や行政機関への資料配布を行いました。

武蔵野東学園が社会自立の教育理念のもとで培ってきたノウハウは、着実に社会に還元されつつあります。

アメリカにボストン東スクールを開校

武蔵野東学園は、1987年にアメリカのマサチューセッツ州にボストン東スクールを開校しています。

そのきっかけとなったのは、ハーバード大学の教授ジェローム・ケーガン博士による武蔵野東小学校の視察です。

学園の自閉症児教育の在り方に感銘を受けたケーガン博士がアメリカの教育関係者に紹介すると、武蔵野東学園の学園長に講演の要請が殺到しました。
依頼を受けた学園長が全米各地で講演したところ、同様の学園をアメリカにも創設して欲しいとの要望が上がったのです。

そして1987年、武蔵野東学園の「東」の一文字を入れた「ボストン東スクール」を開校する運びとなりました。